
みなさまは、話をしているときに、話題がどんどん飛んでいって、「何話していたっけ?」となってしったり、まとまりがなくなってしまうこと、ありませんか?
また、自己紹介や人前でちょっとした話をするときに、もっと上手に話せたらいいな、と思うことはありませんか?
先日セルフ・リーディング講座受講生さんのフォローとして、
「話し方教室」が行われました。内容を少し紹介してみましょう。
自分が伝えたいことを上手に伝えることができれば、誤解も少なくなりますし、自分を正しく知ってもらうことができます。
そのためには、『何のために何を伝えるのか』という伝える目的を明確にして、その目的に沿って一直線に話す必要があります。
例えば、みなさまがお気に入りのラーメン屋さんを紹介するときにはどのようにするでしょうか。
「あそこの店おいしいんですよ!」
「とにかくおいしいんです」
「良い店なんです!」
「一度食べてみて下さい!」
と熱心に伝えても、お店が好きだという熱意は伝わりますが、おいしさや雰囲気は伝わってきません。
「豚骨醤油というとニンニクとの相性が抜群ですよね。でも、そのお店はショウガをガバッと入れて食べるのが最高なんです!」
「店員の人が愛想が良くて、『いつものやつ』と頼むと
『尾瀬さん、はい、お待たせ!』で、中盛り麺固め味濃いめが出てくるんですよ。名前まで覚えているんです」
相手が興味を持ってもらえるような話材(「味」「雰囲気」)を選んで伝えれば、お店に足を運ぶ(=目的)可能性は高くなります。
自分のことを話す時も、考え方を伝えるときも同じです。
目的を持って、その目的に沿った話材を選んで、シンプルにわかりやすく伝えていくのです。
私たちは人との関係の中で毎日が成り立っています。
相手に自分の考えや思いを正しく伝え、正しく知ってもらうことができれば、誤解は少なくなり、もっともっと幸せになれます。