開会式で、バッハ会長がこのように述べていました。
勝利を気高く祝い、敗北を気高く受け入れるでしょう。
みなさまは、オリンピックの価値観を体現するのです。
そうすれば、どこで行われても、オリンピックは平和な社会のお手本となるでしょう。
勝負の世界では負けたものが負けを認め、勝利者を称えることにより、それが可能です。いがみ合わず、そして、平和は保たれます。
残念なことに対人関係でのいざこざは、どちらが勝利者だと明確に決めることができません。そしてそれは、いつまで続きます。
選択理論心理学の提唱者であるウイリアムグラッサー博士は、
「人が不幸感を感じる最大の要因は、
身近な人と『満足できる人間関係を築けていないから』である」
と述べています。
対人関係で戦っている間は、両者とも消耗し、両者とも敗北者です。
戦いのない対人関係、争いのない人間関係、それを築きたいものです。
そのために必要なこと。。。
対人関係では「勝ち負けはないんだ」と思うことであり、それはお互いがお互いを思いやり、敬うことなのかもしれません。