以前私は月1回大阪で占いをしていました。大阪に行くにはいくつかの方法があります。所要時間とだいたいの値段は
飛行機 1時間半 11,000円
新幹線 3時間 13,000円
ぷらっとこだま 4時間 10,000円
高速バス(昼行便) 8時間 6,000円
こんな感じでした。(夜行バスは若者の乗り物なので、2回だけ。
あと、銀河で行ったことも一度だけあります。16,000円)
新幹線は高速バスより5時間早く着いて7,000円値段が高いです。そこには 5時間、7,000円というように時間とお金という明確な単位を持った物差しによって優劣をつけることができます。
お金がある人は新幹線 値段が高い
貧乏な人は高速バス 安いけど時間がかかる
というように。
さて。
私はほとんど高速バス(昼行便)を利用していました。
もちろん「貧乏なので」という理由もあるのですが、大阪の出張は二日間で月の稼ぎの半分になるほどの儲かる仕事でした。
ですから、新幹線で行ってもよかったわけです。
では、なぜ高速バスで行ったかというと、そこには明確ではない物差しがあったのです。
景色がきれい。
二階建てバスの最前列に陣取り、ぼ〜っと外を眺めながらゆったり過ごす。時に海を見、時に山を追い、まぁ、それはそれは幸せの時間でした。
時間やお金のように明確な単位を持っていない物差しもあるんだ、ということです。
そのことに気付くことができれば、ビジネスのチャンスはもっともっと広がります。
例えば、高速バスは景色を楽しみたい人の乗り物だ。という考え方です。
私は1A〜1Cまでが+3,000円でも出します。