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2012年08月05日

格式(品位)について

昨日格式の話題が出てきましたので、私の考えを記しておきます。
惑星にはそれぞれ星座との相性があって、
惑星は位置している星座によって影響力に差が出てきます。これを格式と言い、4つの品位があります。

【ディグニティ(Dignity)】 盛 品位 (有利)
自分が支配している星座に位置している時(ルーラーである時)最も影響が強く、ポジティブになります。

【デトリメント(Detriment)】 敗 損傷 (不利)
ルーラーの星座の反対に位置している場合(火星:牡羊座→天秤座)、本来の力が発揮できず、星座の持っている影響力が強く出ます。

【イグザルテーション(Exaltation)】 興 高尚 (有利)
惑星は支配している星座とは別に、もうひとつの星座と特別な関係にあり、そこに位置している時は、その星座の影響力と調和して、惑星の力は増強されてポジティブに働きます。

【フォール(Fall)】 衰 衰退 (不利)
イグザルテーションの反対に位置している場合、惑星の本来の性質をうまく表現することができません。

と、(一応)私のレッスンのテキストには書かれています。
で、それらの組み合わせは下記の通りです。

品位・格式


ですが、これらの考え方はかなり古い部分も多々あります。
例えば、火星は牡牛座で格式が悪いとされています。
もちろん、火星は行動力、牡牛座は安定 ですからそう考えれば有効に働かないのは納得いくような気がします。
ですが、火星に牡牛座がある人はものすごく忍耐強く何かをやり遂げようとする力があります。必ずしも悪いとは限らないのです。
金星の蠍座、牡羊座あたりも使い方によってはものすごくポジティブで、むしろ牡牛座や天秤座よりもプラスに働くことが多いです。
(その理由は割愛しますが、概ね中世ヨーロッパの生活様式と現代の(日本の)生活様式の違いによると思われます)

もうひとつ。
ホロスコープ自体が持っている力はみんな平等です。
格式によってプラスマイナスがあると考えるのは正しいとは思えません。
(つまり、獅子座は有利、水瓶座は不利という考えが間違っているはず)

それらは、時代によって変わってくるものなのです。


2012年08月05日 | 星占い
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