私はこの日が唯一の楽しみの日と言っても過言ではありません。
ホテルのディナーバイキングを楽しみながら、お世話になった役員の方、OBの仲間たちと懇談するのです。
定年退職をした偉い方、セブン−イレブン店のオーナーさんになった方がほとんどで、私の知り合いはほとんどいません。
それでも入社時お世話になったトレーナー(役員になりました)、最初に赴任したときの隣の地区(水戸)のマネージャー(取締役になりました。次期社長候補?)、最初に赴任されたときの部長(定年退職されました)、などのみなさまに挨拶をするのは楽しみです。
今回は大震災にどのように対応をしたのか、ビデオを含めて解説がありました。
地区本部の人が震度7の揺れの中、机に潜りながら携帯電話をかけ続けて本部と連絡を取り、それを生命線としてやりとりをしたこと。
津波前に本部社員が海岸店に駆け込んで経営者を避難させたこと。
商品手配に奔走し、手配できた段階でヘリを飛ばしたこと。
NBラインを止めて優先的にPB商品を製造してくれたメーカーさんのこと。
現場の社員のために手作りのおにぎりを握った事務所の女の子のこと。
停電のため、お客様の自己申告で値段を紙に書いてもらい、後日払いにしたこと。
お店のアルバイトくんたちは翌日からきちんと仕事に来て、片付けを手伝ったこと。
商品がなくても、ATMと公共料金の支払い、水道水のサービスだけでもしようと、お店を開け続けた店主さんのこと。
自主避難区域でも、一人でもお客様がいる以上街の灯をともし続けようとした店主さんのこと。
そこにはこのような言葉がたくさんありました。
「大切な人が近くにいると、自然と身体がそうなっちゃう」
「あの状況で儲かることを考えていたら、商売なんてできない」
「お店も、自宅も流された、でも、お客様のために一日でも早く店をやりたい」
また、いくつかのブログ**も紹介されました。
それらは確かに、「特別のこと」が起こったから、「特別のこと」ができたのかもしれません。
ですが、特別な時に特別なことが普通のようにできるのは、普段からその精神がなければできません。
毎日の積み重ねがあるからこそ、いざという時に対応ができるのです。
かつての仲間がこんなに頑張っている。
そう思うと、自分も頑張ろう、という気持ちになります。
明日も頑張ろう。